夏のご挨拶・・・お中元とお盆
不安定な天候が続いております。
そして、気が付けば、
すでに7月16日、お盆に突入しておりました。
「お盆」の由来を調べてみると、新しい節目の時期に、
祖霊を迎え、一族の健康や繁栄を祝う日本古来の信仰が
もとになっているとのこと。お正月と並ぶ吉事(きちじ)として
祝われていたそうです。
祖霊だけでなく、生きている先祖、つまり、両親や祖父母達にも
贈り物をして息災を祝う慣わしがあり、正月と同様に、
家族や親類など、親しい者が集まって宴会を開き、
世話になった人々へ贈り物をする、にぎやかで、
おめでたい行事だったようです。
このような習慣は「生盆(いきぼん)」などと呼ばれ、
現在では贈り物をする習慣は、お盆から離れ、
お中元という一般贈答の風習にうけつがれています。
このような古来の信仰に、
中国から伝来した仏教行事「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が加わる
ことで、ご先祖への供養という要素が強まり、
現在のお盆に至っているとの事。
このように振り返ってみると、とても日本的な文化や観念の融合
された行事なのだと感じてしまいます。
最近ではサマーギフトとご霊前へお供えするお花を合わせて
親しい方やお世話になった方へのご挨拶のお使い物として
このような花鉢が好まれるようになってきました。
近年のこの暑さなので、切り花よりはしっかり最後まで楽しめる
ラン系のお花は根強い人気です。
ミントグリーンが鮮やかなキャスケードスタイル
「グラマトフィラム」
小さな蝶々が舞っている様子の
スモールミディの胡蝶蘭「満天紅」
定番の白の胡蝶蘭も素敵です。
今年は夏のご挨拶に花を贈って、
暑いこの季節に花を楽しむ機会をプレゼントしてみてください。